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空のみち 飛行機と航空管制官
千葉章弘 文・絵/福音館書店

「たくさんのふしぎ」は福音館書店が発行する月刊の絵本シリーズで、自然や環境、人間の生活・歴史・文化から、数学・哲学まで。あらゆるふしぎを小学生向きにお届けする科学雑誌です。この本は2012年10月号(第331号)として出版になりました。2014年には中国語版も出されています。

―本の内容-

北海道・旭川空港から東京・羽田空港に出発する飛行機。
飛行機は出発する時から着陸してスポットに入るまで、管制官と無線でいろいろなやり取りをしています。
ふだん何気なく見ている飛行機が、空港で、飛行中にパイロットと航空管制官がしている交信を描いた作品です。
特にドラマチックな事件もなく、淡々といつものように飛行してゆくAIRDO.
空には多くの道(航空路)があり、、航空管制官たちに見守られているからこそ、たくさんの飛行機たちが安全に飛ぶことができるのです、という事を紹介した絵本です。

ストーリーの主役は飛行機。会話はパイロットと航空管制官で、テーマは普段あまり注目されることの少ない航空管制官の仕事や飛行機とのやり取りですが、隠れテーマとして、「地方発」という事を盛り込みました。飛行機の絵本のほとんどは東京・羽田空港発ばかりのような・・・。発進・発信しているのは東京からだけではなく、北海道でも札幌だけではなく旭川という地方からも中央に向けて発進・発信しています。北海道の航空会社も頑張って飛んでいます、という想いも込めました。


絵本制作の経緯や苦労話などを文章にしました。